な〜んていうタイトルをつけてしまいましたが「あるテレビ番組を見ていて本当にムカついた!」ってだけの事です。 (^^;)

「国民健康保険料を払いたくても払えない。滞納していたら保険証を取り上げられた(っていうか、窓口で一旦10割を支払う資格証明書を渡される事になる)。後で戻ってくるとしても、10割なんて払えない。だから病院にもかかれない」という人の事を取り上げていたんだけれども、その番組では「命に関わる事なのに、(滞納したくらいでと言うニュアンスを多分に含んで)保険証を取り上げるとは何事だ!」「払いたくても払えない人なのに、役所の取り立てが厳しすぎる」と役所の姿勢を批判するモノでした。

果たしてそうなのでしょうか!?

番組中では「会社の統廃合を機に退職して再就職しようとしたが、なかなか就職先が無かった(←滞納から6ヶ月が経過した時に役所から呼び出されて督促されたという人)」「借金をして居酒屋を開店したが、思うように儲からなかった(←滞納保険料が100万円を超えて、ついに所有不動産を差し押さえられた人)」という事例を取り上げていましたが…(どちらも健常者です)

そんなの、その人が甘いだけでしょ?

保険料を支払わない人には保険証は使わせない。
当たり前の事だと思うんだけどなあ…

それがダメだというのならば、番組は「保険料を滞納していようがしていまいが、病院にかかれるようにしてあげましょう」とでも言いたいのでしょうか?

国民健康保険料は住んでいる地域によって違います。
滞納者の多い地域の運営は、ますます厳しくなります。
各自治体が逆に滞納者を野放しにしておくということは、保険料を真面目に納付している人達を裏切る行為です。
真面目に払った人と払えない人が同じ扱いであっていい訳ありません!
滞納者に督促する事もなく放置しておく方が自治体としての責任を放棄している事になると思うのですが。 (-_-)

滞納者に気の毒な事情が全くない訳ではないでしょう。
でも、保険料の納付は法律で定められているのです。
収入よりも多くの保険料を求められる事は無いのだから、無理な金額を払えと言われている訳ではありません。
収入の中から保険料を「これは納付する分のお金」としてとっておかない方が悪いのです。

法律で定められているにも関わらず勝手に法解釈を変えたり独自に運営する事が公務員に許されるのであれば、公務員の不正はますます横行するでしょう。

国民健康保険料の担当職員が「あ〜、滞納が多いなあ。でも、払える人は払っているよな。払わない人は事情があるんだろう。だから督促も差し押さえも処分もしないでおこう」なんてやっていたら、職務怠慢以外の何物でもありません。
今回取り上げられた人達に対して督促と差し押さえを行った職員は職務を全うしようとしただけなのに、何故番組で理不尽に批判されないとならないのでしょう?

今回放送したテレビ局は、こういう特集が組めるようになるのが理想なのでしょうか?


●●市の国民健康保険料は、○パーセントが滞納になっており、年々増加している。
けれども「命に関わる事だから」と、市役所職員は督促を一切行わず、滞納者も滞納者でない人も同じように病院にかかる事ができます。
しかし運営上これ以上赤字が出たらどうしようもないため、●●市の国民健康保険料は値上げする事となりました。



…ってなったらどうですか?
真面目に払っている人は「督促しろよ!」「安易に値上げすれば良いと考えるなんて、市役所職員は何をやっているんだ!」って思うでしょ?

メディアって本当に怖い。
テレビが意図的に取り上げれば、どんな情報操作だってできてしまいそうだから。

今回の事は、私は国民健康保険じゃないから今の自分には関係ない話なんだけど「格差社会」とか「社会的弱者」っていうのに甘えすぎているような取り上げ方に憤慨したモノだから、思わず日記に書いてしまいました。
将来退職したら、否応なく国民健康保険に切り替えられるんだから、まるっきりの他人事ではない。
滞納者を放置して財政が悪化するような自治体だったら嫌だな、やっぱり。

日本は法治国家であり、公務員は法に基づいた仕事をするために存在するのだと思う。
だから、滞納者に督促するという仕事を真面目遂行した公務員を批判した今回のテレビ番組は、どうしても納得がいかない。
計画性のない人や、法で決まっているのに納付せず滞納している人が何故是なのだ!?

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