マザー&ラヴァー

2004年12月17日
激しく胸くその悪いドラマを見てしまった。
タイトルの「マザー&ラヴァー」である。

「胸くその悪いドラマ」と言いつつ、初回からずっとDVDに録画して見てるんだけどね。(^^;)
前回のストーリーがめちゃくちゃ気に入らなかったのだ。

ざっとストーリーを紹介すると…

母親(松坂慶子)を大切にする息子(坂口憲二)に、恋人(篠原涼子)ができたんだけれども、息子がどちらかを大切にしようと思うとどちらかがおろそか(?)になってしまうため、ドタバタとドラマは展開していく、というお話なの。

初めの頃は母親がちゃんと息子の恋人に遠慮していたのに、この頃何だか図々しいのだ。
それも「対抗心をむき出しにして」とかそういうのではなく「いかにも女らしいイヤらしいやり方で図々しい」のだ。
 
 

腹が立った時の回は「クリスマス」がテーマ。

クリスマス(イブ)と言えば、普通は当然恋人同士が一緒に過ごすよね。

このドラマでも最初は母親も「息子は今年は恋人と一緒に過ごすだろう」と思っていたし、息子も周囲から「今年は母親とではなく恋人と過ごすんだぞ!」と言われてその気になっていたし、恋人も当然息子と一緒に過ごすものだと信じて疑っていませんでした。

それなのに、母親に母親の友達が「息子なんて、いずれ嫁や子供のものになってしまう。息子と過ごせるクリスマスは、今思えばあれが最後だったかも」みたいに言ったため、母親は「息子は来年には結婚するかもしれないから、息子と過ごせるクリスマスは今年が最後かもしれない」と思い、恋人に「来年以降はあなたと過ごして。でも、今年だけは私と息子を二人きりにして。こんな事を言うのは、これが最後だから。どうかお願い」と頭を下げてお願いします。
「お願い」と言いつつ「このお願いは当然きいてもらえるわよね?」と確信しているものなのです。

私は冒頭のこのシーンを見て猛烈に腹が立ちました(いや、まあ、ドラマなんだけどね…)

いくら「息子と最期のクリスマス」とは言え、恋人にとっては「恋人になってから最初のクリスマス」なんだよ?
来年結婚するかもしれないとしたら「独身時代に恋人と過ごす最期のクリスマス」となるんだよ?
普通そんな事言うかぁ〜!?
 
 
 
まあ、ドラマだから「普通」ではないのだし、実際にはそんなアホな事をする母親は滅多にいないんだろうけど(「絶対に居ない」とは言い切れないよね (^^;) )「こんな脚本で視聴者の感動がさそえると思っているのか!?」と、テレビ局や脚本家にまで腹が立ちました。
 
 
 
その後の展開は、母親が「これでもか」というくらいにクリスマスを演出し、いそいそとお料理を作り、二人きりで楽しいクリスマスを過ごします。

一方の恋人と言えば「たまには親孝行をするか」と思い立ち、実家に行くモノの実家は留守で誰も居ません。
本当なら恋人と楽しく過ごすはずのクリスマスを、一人で悲惨に過ごします。

まあ、ドラマだから、最後には二人はちょっとの時間を一緒に過ごして「メリークリスマス」と言い合うんだけど、こんな母親が居る男と結婚しても幸せになれないよね〜!?

ことごとく現実離れした、とってもイヤなドラマなのでした。

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