教育ママ的日記

2004年5月9日
久々の「教育ママ的日記」です(笑)

 
 
3月から某進学塾に通い始めた長男(小学3年生)。

この塾は4年生からは入塾テストがありますが、3年生は無試験で入れます。

今年の3年生は、全部で6人が入塾しました。

いくら無試験とは言え、月謝も高いし伝統も実績もあるこの塾に入塾させる親は、熱心な方ばかり(例外:我が家 (^^;) )。
当然入塾してくる子は、頭のよい子ばかりだと思っていました(入塾式の時も「おぉ〜。賢そうな子ばかりだ〜!」と気後れしていた私です。 (^^;) )

長男は本当は4年生から通わせようと思っていたのですが、ウチの子はとてもおっちょこちょいで、テストの時に「分かっていても間違えた」という事が多々あります。

だから「テスト慣れさせよう」と思って入れたのが第一の目的でした。

 
 
算数は毎週毎週テストがあり、長男は今までずっとトップでした。

でも、これはウチの子が頭がいいからではありません。
ハッキリ言って「他の子ができなさすぎ」なのです!

例えば第一回。
ウチの長男は86点をとってきましたが、2位の子は46点。
最下位の子は、何と14点。
平均点は36点。

第二回。
ウチの長男は94点。
2位の子は58点。
平均点は48点。

という具合。

「問題がとてつもなく難しいのでは!?」と思われるかもしれませんが、違います。

学校のテストに出るような簡単なモノではありませんが、応用問題とはいえ「ちょっと考えれば解ける」程度の問題です。

最初の何問かは完全なる基本問題や計算問題で、これが全部合っているだけで既に20点はとれる代物なのです。

他人事ながら「こんな点数ならば、別にこの塾に無理に通わなくても、いくらでも他にその子にあった塾があるのに…」と少々心配です(高い月謝を払っているのに授業が理解できなかったりついていけないのならば、私なら他の塾を考えるけどなあ…。マンツーマンの塾に通わせてもおつりがくるくらいの授業料なのに…。授業内容が理解できないのなら潔く退塾して他で勉強して、追いついたら再入塾すれば良いのだし)
 
 
 
この塾に長男を入れた第二の目的は「長男に競争させよう」と思った事です。

長男の小学校は一学年1クラスしかないため、そのクラスで「勉強ができる」と言われる事で満足して欲しくなかったんです。

伝統と実績のあるこの塾に入塾させる事により「他の小学校には、まだまだこんなにも頭がいい子がたくさん居るんだよ!」と思い知らせて、競争心を持たせたかったのです。

それなのに…
 
 
 
「これならば、やっぱり入塾は来年度からの方がいいかも…。月謝だって、来年度からにすればめちゃくちゃお金が浮くんだし」と少々セコイ事を考えました。

 
 
4月末には、初めての「月例テスト(国語・算数)」がありました。

このテストの結果は全員に公表され(普段のテストは点数と順位が公表されるだけで、氏名は公表されません)、それから先1ヶ月はテストの順位で教室の座席が決定されます(成績順に前の方から座る)。

 
 
これも長男はトップでした。

 
 
長男に「他の子に負けて悔しい!」という思いをさせたくて入塾させたのに、これじゃあちっとも意味がない!

なので、塾の個人懇談の時期を待つまでもなく、先生をつかまえて相談する事にしました。
 
 
 
先日の送迎時にたまたま運良く先生をつかまえられたので「ご相談があります!」と言って、先生とお話ししました。

「あの…。今年の3年生はレベル的にはどうなんでしょうか?」

この私の一言で、先生は私が言いたい事の全てを理解したようで…

先生:「確かに○○君(←長男)は、ちょっとくらいミスをしてもブッちぎりでトップですから、彼に「悔しい」という思いは無いようですね。テストは○○君にも手応えがあるように、と考えて作成していますが、授業中はやはり分からない子にも分かるようなものを心がけておりますので、彼は退屈そうです。」

私:「小学校が1クラスなので、この塾で他の小学校の子と競争させたかったのですが…」

先生:「それは入塾してくるメンバーによりますので、今年は諦めてください(←あまりにもハッキリ言われて、少々驚きました!)。けれども、去年の3年生でずっとトップだった子は、4年生で他の子が入ってきたら5位になりました。去年の3年生で今残っているのは、その子も含めて2人です。他の子はやめていきました。だからこれからいくらでもメンバーは入れ替わります。○○君の学年も、来年はいいメンバーに恵まれるといいですね」

私:「5位ですか…。そういうのを望んでいるのですが…。これからも、ウチの子が変なミスをしたり態度が悪かったりしたら、どうぞ遠慮無く叱っていただいて、厳しくビシビシと指導してやってください」

先生:「ハイ、分かりました」

 
 
本当は来年度まで一旦退塾させようかと思いましたが、先生がちゃんと指導してくださるという事だったので「ま、いいか…」と、通わせる事にしました。

 

退塾を見送ったのには、それ以外にも理由があります。
 
この塾で出題される「ちょっとひねった問題」というのが、家ではなかなかできないモノなのです。

塾でそういう問題をやるようになってから「家でもやらせようっと」と思い、本屋さんを何軒も何軒もまわったのですが、そういう問題を取り扱っている問題集は一つも発見できなかったのです。

その事を先生に伝えたら
「そうですね。今は多分売ってないと思います」
と言われました。

「応用問題集、と書いてあっても、内容的には簡単なものばかりでした。今、ウチの長男は別の塾で四○大塚の問題集をやっていますが、それもまた期待はずれな簡単な内容なのです」
と言ったら
「おっしゃる通りです。ですから、私などは問題集を参考にしたい場合は、古本屋に行きます。お母さんも、古本屋をめぐった方が良いですよ」
とアドバイスされました。

なるほど〜!!!

今は応用問題集を発行しても売れない時代なのかなあ?

ヨシ!
今度は古本屋巡りだ〜!
 
 
 
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このように「競争心が無い!」と私に見くびられていた長男ですが、一昨日彼を見直す出来事がありました☆

彼の今年の担任の先生は、宿題を出しません。

その代わり「がんばり勉強」というのを、自分ができるだけノートにやっていく事になっています。

長男は塾にも行っているし、あまりこなせません。
でも、私はそれでも良いと思っていました。

先生も「家庭や個人の事情により量をこなせない場合がある事は承知しております」と言ってくださったし、長男は充分勉強しているのだから、本当に「マイペース」で良いのだと思っていました。

けれども、先生が「がんばり勉強のノートが、もう2冊目の子が居ます」と言った事が相当悔しかったらしく、長男は塾にノートを持って行き「塾の勉強が始まるまで、これをやる!!!」と言い、昨日と一昨日で2冊目の半分以上まで済ませてしまいました。

2冊目に入った子は4人居たらしいのですが、その中の一人の男の子のことを長男は密かにライバル視していたらしく、心底悔しかったらしいのです。

意外な長男の根性を見て「やるじゃん!」と思った私♪

がんばれよ〜!!!
 
 

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