男女共同参画について
2004年2月17日珍しく固い話題で…。 (^_^;)
先日「男女共同参画」という研修に行ってきました。
何だかなじみのない言葉なのですが、平成11年に「男女共同参画社会基本法」という法律が公布・施行され、簡単に言えば「世の中は男女平等なんだよ。必要以上に性差を区別したりしてはいけないんだよ。男性にも女性にも住み良い社会であるといいねえ」という考え方を世間に浸透させようというモノだ(な〜んて紋切り型に書いちゃったけど、男女共同参画に詳しい人がコレを見たら「違うよ」とツッコミを入れられそう…)
資料をもらい説明を聞いていたのですが、この「資料」がとても面白い!
男女共同参画の資料と共に「セクハラの基準」の資料もあったのですが「こんなのイチイチ守っていたら、女性には何を言ってもセクハラだろう」という言葉のオンパレード!
私は女性なのでこういう世間の動きは歓迎しなくてはいけないのだろうけど、それがなかなか…
私の中にも「男女共同参画を阻む心」は存在している事にイヤでも気付かされるのです。
例えば…
男女共同参画の目指す社会は「男女の区別なく働ける社会」でもあります。
女性だから仕事を任せられない(期待できない)、女性は働かずに家の事をやっていればいい、という考えは、男女共同参画としてはNGです。
今は女性職員は私の部署では私一人だけなのですが、もしも次の人事異動で女性職員と一緒の部署になったら、そしてその人が産休や育休を取るという事が分かったら、悪いけど「イヤだな〜」と思ってしまいます。
自分が過去に2回育休を取っているにも関わらず、そんな私でも同僚の産休や育休は「迷惑」なのです。
一人の人間として子の親として、同僚女性職員の妊娠を喜ぶ気持ちはもちろんありますが、その職員が休んでいる間の仕事を主に割り振られるのはきっと私(同じような年代だから。もう少しおばさん職員になって地位が上になったらそうではないかもしれないけど)
「ああ、運が悪い時にこの部署に来ちゃったなあ」って、本当に悪いけど思っちゃいます。
今まで運良く(?)一緒になった事はないけどね。 (^^;)
もしも同僚が同じように子持ち女性だったとしたら…
「子供の病気で…」と突然休まれたら、それがあまりにも頻繁だったら「職場に迷惑をかけるくらいなら、旦那さんの収入で食べていけばいいのに。近くに子供を預かってもらえる頼れる親も居ないのなら、働くなよな〜」と思うと思う(自分でも「冷たい人間だな〜」とは思うけどさ)
もちろんそれらを口に出したり態度に出したりはしないけどね。
でも「心の中での正直な気持ち」はそうです。
だから、男女共同参画や女性の社会進出を阻むのは同姓でもあるのだ…
小さな子供が居て働き続けている私ですらこうなのだから、家に専業主婦の奥さんが居てくれて「仕事さえしていればいい」状態の男性職員になど、男女共同参画の理念はまるで分からないだろうな〜
それどころか、法律を施行した担当官庁の職員すら分かっていないだろう。
例えば他には…
男女共同参画社会では「職場でのお茶出しは女性に」とか「女性に入れてもらった方がお茶はおいしい」という考えはNGです。
「PTAの会合の下準備は女性」とか「地域の活動は女性に」とか、そういうのもNG。
PTAなんて、役員を女性が「仕事があるから」と断ると非難ゴウゴウだけど、男性だったら「あ、そうですか。お仕事がありますもんね」くらいに許されるんじゃないかなあ?
役員を断る事を非難するのも、同姓(女性)が多い。
地域社会の活動に仕事を理由に参加できないとしても、仕事を理由に参加できない立場を非難されるのもするのも女性(が多い)
建て前で男女共同参画社会基本法ができたところで「お飾り」に過ぎない。
こんな風に挙げていくと「何もそこまで固い事を言わなくても…」と思うかもしれません。
私もそう思うから。
でも、そうだからこそ「意識改革が必要なのかなあ?」とも思います。
今は「意識改革されている人の方が異端」ですが、何年後かには「それが普通」となるかもしれない。
明治時代には「今となっては信じられない事」って、たくさんあったもんな〜
イヤ、明治時代と言わず、昭和の時代にもあったもんな〜(敢えて何かは言わないけど。私は産まれていなかったし)
タイムリーに「今の若者は、性差意識が低い」というニュースがありましたが、これは手放しで喜べるかどうかは疑問。
雇用に関する意識が低いという調査もあるので「深く考えていないだけではないか」と思うから… (^^;)
「男は男らしく」「女は女らしく」「男は仕事、女は家庭」という意識が過去のモノとなる頃には、私はもう生きていないだろうな〜
でも、この「男女共同参画社会基本法」って、読んでいると結構おもしろいよ!
「小学生に向けて言っているのか?」(と言うと小学生に失礼だけど)、と思うような文章が満載!
「こんな当たり前の事、子供の時に習わなかった?」「こんな事、社会人として当然じゃん?」って思う事が多々あります。
「こんな「普通の事」を、文章にして法律にしないと分からないのか…」という嘆かわしい法律でもあると思います。
先日「男女共同参画」という研修に行ってきました。
何だかなじみのない言葉なのですが、平成11年に「男女共同参画社会基本法」という法律が公布・施行され、簡単に言えば「世の中は男女平等なんだよ。必要以上に性差を区別したりしてはいけないんだよ。男性にも女性にも住み良い社会であるといいねえ」という考え方を世間に浸透させようというモノだ(な〜んて紋切り型に書いちゃったけど、男女共同参画に詳しい人がコレを見たら「違うよ」とツッコミを入れられそう…)
資料をもらい説明を聞いていたのですが、この「資料」がとても面白い!
男女共同参画の資料と共に「セクハラの基準」の資料もあったのですが「こんなのイチイチ守っていたら、女性には何を言ってもセクハラだろう」という言葉のオンパレード!
私は女性なのでこういう世間の動きは歓迎しなくてはいけないのだろうけど、それがなかなか…
私の中にも「男女共同参画を阻む心」は存在している事にイヤでも気付かされるのです。
例えば…
男女共同参画の目指す社会は「男女の区別なく働ける社会」でもあります。
女性だから仕事を任せられない(期待できない)、女性は働かずに家の事をやっていればいい、という考えは、男女共同参画としてはNGです。
今は女性職員は私の部署では私一人だけなのですが、もしも次の人事異動で女性職員と一緒の部署になったら、そしてその人が産休や育休を取るという事が分かったら、悪いけど「イヤだな〜」と思ってしまいます。
自分が過去に2回育休を取っているにも関わらず、そんな私でも同僚の産休や育休は「迷惑」なのです。
一人の人間として子の親として、同僚女性職員の妊娠を喜ぶ気持ちはもちろんありますが、その職員が休んでいる間の仕事を主に割り振られるのはきっと私(同じような年代だから。もう少しおばさん職員になって地位が上になったらそうではないかもしれないけど)
「ああ、運が悪い時にこの部署に来ちゃったなあ」って、本当に悪いけど思っちゃいます。
今まで運良く(?)一緒になった事はないけどね。 (^^;)
もしも同僚が同じように子持ち女性だったとしたら…
「子供の病気で…」と突然休まれたら、それがあまりにも頻繁だったら「職場に迷惑をかけるくらいなら、旦那さんの収入で食べていけばいいのに。近くに子供を預かってもらえる頼れる親も居ないのなら、働くなよな〜」と思うと思う(自分でも「冷たい人間だな〜」とは思うけどさ)
もちろんそれらを口に出したり態度に出したりはしないけどね。
でも「心の中での正直な気持ち」はそうです。
だから、男女共同参画や女性の社会進出を阻むのは同姓でもあるのだ…
小さな子供が居て働き続けている私ですらこうなのだから、家に専業主婦の奥さんが居てくれて「仕事さえしていればいい」状態の男性職員になど、男女共同参画の理念はまるで分からないだろうな〜
それどころか、法律を施行した担当官庁の職員すら分かっていないだろう。
例えば他には…
男女共同参画社会では「職場でのお茶出しは女性に」とか「女性に入れてもらった方がお茶はおいしい」という考えはNGです。
「PTAの会合の下準備は女性」とか「地域の活動は女性に」とか、そういうのもNG。
PTAなんて、役員を女性が「仕事があるから」と断ると非難ゴウゴウだけど、男性だったら「あ、そうですか。お仕事がありますもんね」くらいに許されるんじゃないかなあ?
役員を断る事を非難するのも、同姓(女性)が多い。
地域社会の活動に仕事を理由に参加できないとしても、仕事を理由に参加できない立場を非難されるのもするのも女性(が多い)
建て前で男女共同参画社会基本法ができたところで「お飾り」に過ぎない。
こんな風に挙げていくと「何もそこまで固い事を言わなくても…」と思うかもしれません。
私もそう思うから。
でも、そうだからこそ「意識改革が必要なのかなあ?」とも思います。
今は「意識改革されている人の方が異端」ですが、何年後かには「それが普通」となるかもしれない。
明治時代には「今となっては信じられない事」って、たくさんあったもんな〜
イヤ、明治時代と言わず、昭和の時代にもあったもんな〜(敢えて何かは言わないけど。私は産まれていなかったし)
タイムリーに「今の若者は、性差意識が低い」というニュースがありましたが、これは手放しで喜べるかどうかは疑問。
雇用に関する意識が低いという調査もあるので「深く考えていないだけではないか」と思うから… (^^;)
「男は男らしく」「女は女らしく」「男は仕事、女は家庭」という意識が過去のモノとなる頃には、私はもう生きていないだろうな〜
でも、この「男女共同参画社会基本法」って、読んでいると結構おもしろいよ!
「小学生に向けて言っているのか?」(と言うと小学生に失礼だけど)、と思うような文章が満載!
「こんな当たり前の事、子供の時に習わなかった?」「こんな事、社会人として当然じゃん?」って思う事が多々あります。
「こんな「普通の事」を、文章にして法律にしないと分からないのか…」という嘆かわしい法律でもあると思います。
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